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「アクション・アドベンチャー・ファンタジー」という触れ込みであるが、それ以外にもホラーだったり、クライム・スリラーだったり、色々であるらしい。

Vikrant Rona (Kannada - 2019) Dir. Anup Bhandari

 

原題:ವಿಕ್ರಾಂತ್ ರೋಣ

タイトルの意味:主人公の名前

タイトルのゆれ:VR

Cast:Sudeep, Nirup Bhandari, Neetha Ashok, Ravishankar Gowda, Madhusudan Rao, V Priya, Vasuki Vaibhav, Siddu Moolimani, Ramm Bogadi, Chitkala Biradar, Samhitha, Ramesh Kukkuvalli, Vajradheer Jain, Dushyant Rai, Karthik Rao Kordale, Ranjan Shetty, Vishwanatha KC, Vaski Vaibhav, Yogish Shetty, Achinthya Puranik, Anup Bhandari (cameo appearance), Milana Nagaraj (cameo appearance), Jacqueline Fernandez (special appearance), etc.

 

Music:B Ajaneesh Loknath

 

公式トレイラー(英語字幕付き):https://youtu.be/-0ldvhBlL-k

 

■開催日:2022年8月13日(土)

■時間:開映14:00(受け付けは13:30ごろから。映画は17:00前に終了の予定)

■料金:大人2500円、12歳以下の子供1200円、5歳以下の幼児は無料(シート無し)

■字幕:英語

■上映資材:DCP

■上映時間:約147分

■会場:埼玉県川口市SKIPシティ、彩の国ビジュアルプラザ http://www.skipcity.jp/visit/access/

※予約状況によって、インターミッションにスナックの販売の可能性あり。

 

■映画公式サイト(FB):https://www.facebook.com/VikrantRona

■主催者公式サイト:https://indoeiga.co.jp/

■参考レビュー集成:https://periplosjottings.blogspot.com/2022/08/vikrant-rona-kannada-2022.html

※事前予約をお勧めします。申し込みフォーム入口はこちら。万が一の直前の急な変更や今後の案内などもメールで受信できるようになります。

 

【粗筋】

1970~80年代ごろ、カルナータカ州トゥルナードの山奥の村、カマロットゥでは児童の誘拐が立て続けに起きていた。一方同じころ、村の有力者ジャナールダン・ガンビーラ(Madhusudan Rao)のところには、よその街に住む知人ヴィシュワナート・バッラール(Ravishankar Gowda)とその家族の来訪があった。ヴィシュワナートの娘パンナー(Neetha Ashok)を、ヴィシュワナートの元で働く男と結婚させるので、ジャナールダンの祝福を得たいというのだ。しかしそれが異カースト婚であることがジャナールダンは気にくわない。そこにジャナールダンの不詳の息子で、28年も前に家から出奔していたサンジュ(Nirup Bhandari)がロンドンからひょっこり戻る。サンジュとパンナーは出会った瞬間にお互いに一目惚れする。しかし、出会ったその夜、サンジュとパンナーは、村に残る古い邸宅の庭の井戸で斬首された警察官の死体を見つける。迷信深い村人たちは土地に棲む悪霊の仕業と考えて慄く。16人にも及ぶ児童の誘拐殺人と、この警察官殺しには繋がりがあるのか。死んだ警官の後任として、また事件の調査の責任者として、ヴィクラーント・ローナ(Sudeep)が娘のグッディことギーターンジャリ(Samhitha)を連れて村に乗り込む。

 

【主要キャラクター/キャスト】

■ヴィクラーント・ローナ/スディープ

怪事件の起きたカマロットゥ村に乗り込んでくるインスペクター。

■パンナーことアパルナー/二ータ・アショーク

家族と共にカマロットゥ村にやってくる。婚約者がいるにもかかわらず、サンジュに一目惚れしてしまう。

■サンジュことサンジャイ/二ループ・バンダーリ

村の有力者ジャナールダンの息子。28年前に村の寺から宝石を盗んだとして父から勘当され、家を出た。ロンドンに住んでいたと称している。

ラケル・ダコスタ/ジャクリーン・フェルナンデス

バーのダンサー。

 

【トリヴィア】

デビュー作の RangiTaranga (Kannada - 2015)、続く Rajaratha (Kannada - 2018) と、いずれも日本での自主上映が行われているアヌープ・バンダーリ監督の最新作。スディープの出演作としては Puli (Tamil - 2015) 以来となる。しかも本拠地であるカンナダの、主演作品としては初の上映。本作の舞台の村の名前が、RangiTaranga のそれと同じカマロットゥであることからも、ビジュアル重視で夜と霧と密林の冷気&霊気に満ちたものであることが予想される。冒頭にも書いたように、本作は子供向けのおとぎ話か何かのように始まり、ダーク・ファンタジー、冒険もの、コミック・ホラー、ミステリ、クライム・スリラーと目まぐるしく変わり、時には西部劇調にまでななったりするという。そのあたりが、現地のインテリ観客にはあまり評判が良くない理由であることが推測されるのだが、逆にこれはフォークロア映画を現代の技術で再構築しようという試みではないかとも思われる。本作が3D版でも公開された(今回上映は2D版)のには、そのようなロジックを超えた「ビジュアル・ワンダー」の世界に観客を取り込もうとする意図があるのではないか。スキップシティの迫力映像で体験できるのが楽しみだ。